理事長所信

 

 

 

 

 

 

はじめに

 

1956 2 26 日。日本青年会議所から認証を受け 84 番目の青年会議所として紋別青年会議所は創立されました。紋別の発展を信じてやまない先輩たちの勇気によって志高い組織が誕生し、積み重ねた英知によって、変わりゆく時代の中でも、時の青年の情熱によって紋別青年会議所は守り続かれてきました。本年、62年目となる紋別青年会議所は、数多くの汗と涙と友情の上に成り立ち、それは「個人の修練」、「社会への奉仕」、「世界との友情」という三信条のもと、運動を展開された結果であります。地域のための JC 運動を展開し、そして地域 に必要とされたこの組織を、この地域に JC は必要だという強い意志を持って、 2017年の JC 運動を展開する責任の重さに、覚悟をもって挑もうとする決意であります。無限の未知の可能性を秘めた我々JAYCEE は、変革の能動者たる覚悟をもって、朔風に耐えて立ち、紋別の未来を輝らす光になることを目指します。

 

 

 

英知と勇気と情熱をもって 

 

紋別市の人口は約2万3千人です。国立社会保障・人口問題研究所の調査で は、紋別市の人口は 2060 年に約8千人になると推計されています。日本全体で は約 1 2,730 万人ですが、2060 年には約 8,674 万人になると推計されています。人口減少に歯止めをかけるために、地方創生という名の下、新たな仕事と人の流れを創出し、若者が希望するライフスタイルの実現を後押しし、地域の 実情にあったまちづくりを行うことを国や自治体は進めています。しかしながら私たちが今を生きる青年として、未来を生きる人々のために、この地域を守り続けてきた先人の想いを受け継ぎ、地域の課題を的確に捉え根本の解決に挑まなければ、地域に未来はありません。私たちが危機感を持ち、JC 運動を展開することで、人と地域に意識変革をもたらすことが、地域と未来を変える一歩となります。そのためには、英知と勇気と情熱が必要です。英知とは変わりゆく時代の中で何を残し、何を取り入れ なければならないか判断できる知識と知恵です。勇気とは新たに取り入れることにチャレンジする精神です。情熱とは残さなくてはいけないものを守り続ける覚悟です。どれか一つでも欠けてはいけません。豊富な情報量は知識となって地域の課題を的確に捉え、勇気によって根本を解決する事業を実行し、より良くなった地域は情熱によって守り続けなくてはなりません。英知と勇気と情熱が揃っているからこそ明るい豊かな社会が実現できるのだと考えます。判断するにも、新しいことを始めるにも、守り続けるにも、そこには変革の能動者たる覚悟が必要です。私たちは責任世代として未来を見据え、覚悟をも って能動的に変革を創造する JC 運動を展開していきます。 

 

 

 

変革の能動者たる覚悟をもって 

 

能動的に変革を創造する JAYCEEは未来を考えることができる人材になること が必要です。それは、未来のビジョンを描けなければ地域はどこに進むべきか を見失うからです。私たちは多角的な視点をもって自ら進むべき方向を判断で きるようになるために、多くの事業を通して知識、経験、人脈を得ることに貪 欲であるべきなのです。

 

(国際貢献と国際交流) 

 

私たちが胸につけている JCI バッチには国際連合のマークの一部が描かれて います。青年会議所は国連関係機関以外の民間組織の中で唯一国連マークの使用を許されており、国連の認定したNGOであります。私たちは国際的な責任を自覚し国際貢献を果たす一方、 地域のことだけではなく世界に目を向けられる人材になるとともに、そのような人材を育成しなければなりません。また、グローバル化している現代において、異文化を受け入れることも、異文化である日本文化を発信することも、地域の発展には欠かせないことです。 私たち青年がこの紋別でできる国際貢献と国際交流とは何かを考え実行してまいります。

 

(人材育成と活発な交流) 

 

まちづくりは人づくりから始まります。JC は意識変革団体として自ら学び気づきを得て自己成長を促すと同時に、多くの人たちに様々な機会を提供し意識 変革を促し、地域力の底上げを図る担いがあります。また、個々人の成長のみならず、人と人とが繋がることによりその成長を加速化させることも重要です。そのためにも、地域の方々が有機的に結びつく場の提供をし、一つ一つが多方面に繋がり、人と地域とが一体となって発展できるように JC がその歯車となり、地域を潤滑に動かす活動をしてまいります。

 

(地域のための JAYCEE 

 

私たちは常に本質を見極めなければなりません。地域の現状や課題、求められていることが間違っていれば事業を行っても本末転倒です。そして JC の本質 も見誤ってはいけません。私たちが JC という組織であることを考え、運動を展開していく必要があります。

 

また、地域にうねりを起こす JC 運動を展開するには盤石な組織運営が必要です。活発な運動と円滑な運営は両輪であり、どちらかが欠けては走れません。 円滑な運営を進めるにあたって、求められている組織像や我々JAYCEE のあり方を考え、JC のための JAYCEE ではなく、地域のための JAYCEE であるために、我々自身が変革する覚悟を持つ必要があると考えます。 

 

 

 

未来を輝らす光 

 

北極星という星があります。その星は常に北に位置し、移動することなく人々に北を示します。昔、旅人はその北極星の光を頼りに方角を確認し、夜道を歩いたと言われています。北極星は地球から約 430 光年離れています。ゆえに今私たちが見ている光は約 430 年前に発せられた光です。遠い昔に発せられた光 に私たちは照らされています。そして昔の旅人は遥か昔に発せられた光を標に 歩むことができたのです。2017 年、メンバーが個々に輝くことによって、多くの光がこの地域を輝らし ます。その光は遠くから見ると一つの光となって、紋別は煌めくように見えるでしょう。個々の光が多いほど、紋別は大きな光となります。その光が大きい ほど、人に、地域に、世界に、未来に光彩を放つことができます。地域の課題は何かを考え、課題を解決するための事業を起こし、地域と自己 の成長を促します。更には事業を通して JAYCEE としての苦しさとその先の楽しさを見出し、事業を通して JAYCEE の絆を深め、仲間を増やし、さらに光の輪を大きく強固なものにします。小さなことでも、積み重ねた英知による判断と勇気ある行動と守り続ける情 熱は、未来を大きく動かす原動力になります。そのためにも我々JAYCEE は変革の能動者たる覚悟をもって地域の課題と向き合い、一歩を踏み出します。 

 

未来を輝らす光となれ! 

 

 

 

一般社団法人紋別青年会議所

 

第62代理事長 谷津 良美